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【ジェフ千葉】前節の“あのサッカー”はどこへ?東京V戦1-1で見えた課題と変化

 

【ジェフ千葉】あと数分だった…。東京V戦1-1、前節G大阪戦との違いをスタッツから考える

J1復帰後、なかなか勝利を掴めなかったジェフユナイテッド千葉。

しかし前節、ガンバ大阪を2-0で撃破。

待望のJ1復帰後初勝利を挙げました。

しかも個人的に評価していたのは「勝った」という結果以上に、その内容。

ディフェンスラインを下げない。

選手間の距離をコンパクトにする。

前線からプレッシャーを掛け、中盤、最終ラインが連動する。

高い位置でボールを奪い、奪った瞬間には攻撃へ切り替える。

いわゆる攻守のトランジションです。

「これを継続してさらに質を上げていけば、順位も少しずつ上がって来るんじゃ?」

そう感じさせてくれた試合でした。

そして迎えた第7節。

相手は東京ヴェルディとのアウェーゲーム。

東京ヴェルディも運動量を持ち味とするチームで、試合前は19位と20位による下位直接対決。

だから今回、僕が一番注目していたのは、

「前節で見せたサッカーをもう一度できるのか?」

という一点でした。

 

■試合結果|東京V 1-1 ジェフ千葉

【明治安田J1リーグ 第7節】

東京ヴェルディ 1-1 ジェフユナイテッド千葉

【得点】

58分
エリソン(ジェフ千葉)

90+2分
林尚輝(東京V)

後半13分、途中出場のエリソンが先制。

ジェフ千葉がそのまま1点を守り切るかと思われましたが、後半アディショナルタイム。

90+2分に林尚輝のヘディングで追いつかれ、1-1で試合終了。

ジェフはJ1連勝とはなりませんでした。

 

■数字で振り返る東京V-ジェフ千葉

今回のスタッツ。

スマートフォンでも比較しやすいように、

「東京V | ジェフ千葉」の順番で並べます。

【基本スタッツ】

シュート数
東京V 21本 | ジェフ千葉 8本

枠内シュート数
東京V 7本 | ジェフ千葉 5本

ボール支配率
東京V 60% | ジェフ千葉 40%

パス数
東京V 463本 | ジェフ千葉 284本

パス成功率
東京V 73% | ジェフ千葉 63%

コーナーキック
東京V 9本 | ジェフ千葉 1本

【攻撃スタッツ】

チャンスクリエイト
東京V 14 | ジェフ千葉 6

クロス数
東京V 22本 | ジェフ千葉 4本

アタッキングサードプレー
東京V 207 | ジェフ千葉 106

スルーパス数
東京V 6本 | ジェフ千葉 11本

ドリブル数
東京V 16 | ジェフ千葉 2

【守備スタッツ】

クリア数
東京V 23 | ジェフ千葉 31

タックル数
東京V 20 | ジェフ千葉 17

ブロック数
東京V 12 | ジェフ千葉 25

こぼれ球奪取数
東京V 28 | ジェフ千葉 33

セーブ数
東京V 4 | ジェフ千葉 4

【フィジカルスタッツ】

走行距離
東京V 112.8km | ジェフ千葉 112.2km

スプリント数
東京V 111回 | ジェフ千葉 105回

1対1勝利数
東京V 22回 | ジェフ千葉 9回

数字だけでも、今回の試合がどのような展開だったのかがかなり見えてきます。

 

■前節のようなジェフを期待していたが…

前節のG大阪戦で良かったのは、

「守備の意識」でした。

DFラインを下げない。

前線が追えば中盤も行く。

さらに最終ラインも押し上げる。

だから選手間がコンパクトになり、局面で数的優位を作れる。

これがG大阪戦では非常に良かった。

ところが今回。

残念ながら「明らかに前節と同じことを意識しているな」

と感じるほどの守備は見られませんでした。

 

■東京ヴェルディにギャップを使われた

今回、試合を見ていて特に気になったのが、

「間延び」

選手と選手の間にできるスペース。

前線と中盤。中盤とDFライン。

前節のようにコンパクトなら、相手選手にボールが入った瞬間にプレッシャーをかけられる

しかし今回は一人が寄せても、その後ろにスペースがある。

そこへギャップで受けられたり、『個』で剥がされたりしてしまう

これが、東京V60%-ジェフ40%となった原因

ジェフがどこでボールを奪いたいのかが、前節ほど明確に見えませんでした。

 

■セカンドボール、そして球際

どのカテゴリーでも上手くいってない試合では

セカンドボールへの意識と球際。

ここで負けてると試合が決まるまである

試合を通してやはり東京Vの方が上だったと思います。

象徴的なのが、

【1対1勝利数】

東京V 22   l   ジェフ千葉 9

この差です。

走行距離を見ると、

東京V 112.8km   l   ジェフ千葉 112.2km

ほぼ同じ。

スプリントも、

東京V 111回 l    ジェフ千葉 105回。

つまり、「ジェフが走っていなかった」

という単純な話ではありません。

重要なのは、どこへ走ったのか。

いつ寄せたのか。

何人でボールを奪いに行けたのか。

そして、最後の球際で勝てたのか。

ですよね。。

 

■それでも少ないチャンスからゴールへ向かえている

ただし、悪かった部分だけではありません。

今回の数字でかなり面白いのが、

東京V:シュート21本→枠内7本に対して、

ジェフ:シュート8本→枠内5本だったこと。

攻撃回数では東京Vに大きく上回られています。

それでもジェフは、シュートまで持っていった時にはかなりの割合で枠を捉えています。

これは、「少ないチャンスをモノにする」

という部分では悪くないですよね。

 

■前半にもあった「ジェフらしい攻撃」

9分。

石川大地が東京V最終ラインへプレッシャーを掛け、パスをカット。

そこから津久井匠海がドリブルでゴール前へ。

右サイドを駆け上がった杉山直宏へラストパス。

杉山がダイレクトでシュート。

GK正面となりましたが、

「高い位置で奪う→一気にゴールへ向かう」

という形です。

前節G大阪戦で良かった形が、全く消えてしまったわけではありません。

ただ、これを90分間どれだけ作れるか。

そこがまだ課題だと思います。

 

■後半、エリソン投入で空気が変わった

そして後半。

杉山直宏に代えて、

エリソン投入。

ここから少し流れが変わりました。

前半は前線で競り合いに勝てず、ボールが収まらない場面がありました。

ところがエリソンが入る。ボールが収まる。

こうなると周りの選手が押し上げる時間ができます。

という方向にはかなり可能性を感じました。

 

■そして58分、エリソン!

右サイドで石尾陸登がボールを持つ。

そこからエリア内へスルーパス。

右のポケットへ走り込んだ矢村健がダイレクトシュート。

GKが弾く。

そのボールを押し込んだのが、

エリソン!ジェフ先制!

東京V 0-1 ジェフ千葉。

ボール保持率では負けている。

シュート数でも負けている。

それでも少ないチャンスを得点につなげる。

これは次節以降へ価値のあるゴール。

 

■鳩胸男の血圧と尿酸値

実は今回の試合。

鳩胸男は「ジェフ千葉1-0勝利」に、

5,000円入れていまして

エリソンが決めて東京V 0-1 ジェフ。

後半のアディショナルタイムに入り残り6分。

鳩胸男この時点で両目バッキバキで両足引きずり状態

試合終了のホイッスルを待つ

6倍はあった。。

 

■アディショナルタイム、そして鳩胸男の5,000円

東京Vは終盤、4-4-2へ変更。

前線の人数を増やし、サイドからクロスを送り続けます。

ジェフ千葉謎の選手交代

そして90+2分。

CKの流れから東京Vが左サイドへ展開。

溝口修平が左足でダイレクトクロス。

ヘディング。

ゴール!

東京V 1-1 ジェフ千葉。

やりきれない思い

 

■「また終盤」

鳩胸男の健康状態よりこの失点は色んな意味で良くなかった

ジェフ千葉は岡山戦でも試合終盤に決勝点を許しています。

そして今回も、

90+2分。

今回のスタッツを見ると、

クリア31回。ブロック25回。

つまりジェフ千葉はかなりの時間、相手の攻撃を受け止め続けていました。

守ること自体が悪いわけではありません。

しかし、

「守り切る」のと「押し込まれ続ける」のは違う。

リードした時にDFラインが下がる。

前線との距離が開く。

クリアしてもセカンドボールを拾われる。

また攻撃される。

これを繰り返していれば、失点する確率は当然上がります。

ここは今後のジェフを見るうえで、かなり重要なポイントになってきました。

そして失点シーンを振り返ると、守りきるための交代選手のところでやられた

これはチームのモチベーションを下げてしまいかねないシーン。

結果論になりがちだがここはかなり数字で出せない問題シーンとなっている?

 

■G大阪戦と東京V戦から見えたこと

2試合を続けて見て、一番感じたのはこれです。

G大阪戦で見せたサッカーの方向性は間違っていない。

でも、

まだジェフの「当たり前」にはなっていない。

G大阪戦では、

高いDFライン。

コンパクトな選手間。

前線からのプレス。

セカンドボール回収。

速いトランジション。

これが連動していました。

だからG大阪を2-0で倒せた。

東京V戦では、その連動性が薄れた。

結果、

シュート21本を許し、

クロス22本を入れられ、

1対1でも22-9。

そして最後に追いつかれました。

つまり今後必要なのは、

G大阪戦のサッカーを「良かった一試合」で終わらせないこと。

どんな相手でも。

ホームでもアウェーでも。

先制しても。

劣勢でも。

同じ強度で90分間続けられるか。

ここがジェフの次のステップだと思います。

 

■そして次節は清水エスパルス戦

次節は、

9月19日(土)18:30

IAIスタジアム日本平。

清水エスパルス vs ジェフユナイテッド千葉

です。Jリーグ公式でも第8節として予定されています。

そして、ここもまた重要な試合です。

現時点の順位では清水も下位に位置しており、ジェフにとって残留争いを考えるうえで勝点を持ち帰りたい相手です。

しかも、またアウェー。

東京V戦で出た課題をすぐに確認できる試合になります。

 

■清水戦のポイント

① DFラインを下げない

まずこれ。

G大阪戦のように、前線が追った時に最終ラインまで押し上げられるか。

② 選手間をコンパクトにする

東京V戦のようなスペースを作らない。

局面で数的優位を作りたい。

③ セカンドボールと球際

東京V戦の1対1勝利数は22-9。

勝敗を分けるくらいポイント。

④ エリソンをどう使うか

今回、エリソンが入ったことで前線にボールが収まり始めました。

最初から使うのか。

途中投入なのか。

そして周囲がどうサポートするのか。

非常に楽しみです。

⑤ 結局チームとして何がしたいのか

これが最大のテーマかもしれません。

この一週間でどう修正してテーマをもって戦うか

ここを見たいです。

 

■次節、もう一度「あのジェフ」を見たい

東京V 1-1 ジェフ千葉。

結果だけならアウェーで勝点1。

でも、

あと数分で勝点3だった。

だからこそ悔しい。

ただ、この2試合を続けて見たことで、ジェフがJ1で戦っていくために必要なものはかなり分かりやすくなってきました。

次節・清水エスパルス戦。

僕はそこに注目したいと思います。

 

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